リアル桃鉄ツアー イベントレポート 桃チーム:吉村麻之
むきりょくかん。>第二回リアル桃鉄EventReport>14:30 新宿駅雷撃戦
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 馬喰町駅  
  


  馬喰町の亡霊                      . 


 電車の一番端っこの車両の端っこで後ろを向いて移動すること数分間。
 (読者の方々は、この一行で沢山の感情を受け止めて欲しい)
  

 馬喰町駅に着きました。

 地下ホームで、地下道をそのまま使ったような、洞窟チックなホームです。
 人が降りない。電車は通るけど、全然降りない。
 最高。馬喰町最高。
 

 ホームに人がいない。
 それだけに、たったそれだけの事にここまで感謝した日があっただろうか。
 いや、前にあった。
 
 
 そんな訳で、ホームの端っこの死角に潜み、鼻歌を歌いながらサイコロを振る。

 ネコミミをつけた姿はどこかのファンタジーランドから出てきた可愛いにゃんこさん、

 あるいは変態。


鹿島田駅の奇跡カード

目的駅が6駅以内の場合のみ。
その駅で30分待機後、目的駅に向かう。
(6駅以内ではない場合は無効。カードを引き直す)

   

  
 調べてみたら、新宿駅までジャスト6駅。
 いやっほうと思いましたが、時間は15時少し前。
 つまり、GMイベントにてこのカードは消されます。
 

 まぁいい。
 ここが南船橋ならともかく、この洞窟になら10分だろうが一時間だろうがいてもいい。
 人がいない。視線がこない。幸せ。
 

 "ウサギは寂しいと死んでしまうの"

 そうかもしれない。
 
 でも。
 

 "ネコミミは人が多いと死んでしまうの。
社会的に"
 

 この言葉を君たちに伝えたい。

 嗚呼、洞窟最高。洞窟万歳。
   

   

Time
 14:50

目的地
 新宿駅

ステータス
 ネコミミ

  

 馬喰町駅(まだいる)  
  


洞窟らしき地下道

  進むしかないのか!                      . 


 洞窟に潜むこと十数分。
 GMイベントが発令されました。
   

  
大戦のさなか、わずか数十名の部隊で
帝国軍を壊滅寸前にまで追い詰めた集団があった。
その名は、忍空隊。

かろうじて戦争に勝利した帝国府は、
彼らの力を恐れ、討伐に乗り出した。
今、本当の忍空を知る者は、少ない。


と、前置きとまったく関係なくGMイベント発動です。
これから各チームはサイコロを振って
偶数と奇数に別れて、2グループに分かれます。
同じグループのスコア合計の低い方が
目的駅まで猫ミミ装着することにします☆
      

 
 相変わらず鬼畜だ。大変に鬼畜だ。

 だが私は既にネコミミであり、あまり被害は無い。
 適当にサイコロー。
 

   
 報告完了。
 さぁ、さくさく進もう。
 
 移動ダイススロー。
 

 
 東京を抜け、神田駅に向かいます。
 この姿で東京とか。もう笑うしかない。
 

 しかし、行かねばならない。
 少しでも近づかねば、頭上の悪魔が離れてくれないのだ。
 

 実はこの時、青チームから悲鳴が上がっていた。
 "酒を飲む"という、簡単なはずの「遠野家の夕餉」カードを失敗していたのだ。
 (再開発地区だかなんだかで、お店が一切無かったそうな)
 

 あの青チームに全てを押し付ける為に。

 平和な世界を取り戻す為に、あえて私は槍の嵐に立ち向かおう。

 
 さぁ。
 

 さぁ!!
 

 
 ……いきたくねぇぇぇぇぇぇ……。
 

 一生洞窟に潜んでいたかった。


 Love、馬喰町。
 


   

Time
 15:00

目的地
 新宿駅

ステータス
 ネコミミ

  

 東京駅(乗り換え)  
  


エスカレーターを昇った先に地獄が待ってるの

  Humanの海                      . 


 困った事に、記憶があまりない。

 
 何でだろう。
 

 ICレコーダーの声は躁鬱の激しい危ない人だった。
 

 「視線を一杯集めちゃってます☆」
 
 とか言ってる。
 
 

 記憶が無い。


 
 何でだろう。

   

Time
 15:10

目的地
 新宿駅

ステータス
 ネコミミ

  

 神田駅  
  


  どうして俺を見つめている!?                     . 


 神田駅に来る途中、電車内でこんなイベントがありました。
 


 吉村さん(25才:ネコミミ)、扉の手すりに潜むようにして息を殺す。
 
 アナウンス「発射します。お急ぎの方はー」
 
  ぷしゅぅ。(ドア閉じ)
 
 若者A「ああーっ! お、おい!」
 
  どうやら二人組の片方が乗り遅れたらしい。
  電車内の全員が、ドアの向こうの若者Bに視線を移す。
 
 その後、その視界の端に現れた異物に視線が映る。
 
 乗客達「(ああ、あの人が遅れ……
隣のは何だ?)」
 

 やめてください。視線を集めないで下さい。
 虫眼鏡の焦点よろしく死にます自分。
 
 
 
 とまぁ、そんなハートフルイベントを挟みつつ。
 

  
空チームが目的駅に到着しました。
      

  
 このお知らせを聞き、神田駅で下車しました。
 
 そして続く、GMからの報告。
 
 


次の目的駅は「八王子」です。

ネコミミは、青チームです。

  
    


 脱 皮 完 了 。

 
 洞窟で潜んでいてよかった。無理して東京突っ切ってよかった。
 
 時間的に前回よりもネコミミ時間が少ないが、周囲のブーイングなんて全て黙殺である。

 面白いとか、面白くないとか、そういう次元を超えた、恥辱の世界。

 慣れたら終わりなんだ。


 ってか、慣れる気がしない。

   

 

-840 -830 -520 -630 -840 -600

       

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Time
 15:20

目的地
 新宿駅

ステータス
 ネコミミ