リアル桃鉄ツアー イベントレポート 桃チーム:吉村麻之
≫07:30 渋谷駅集結
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  先立つ不幸をお許し下さい                      .

 ついに来てしまった。そんな気分な目覚めだった。

 今日はついにリアル桃鉄の日。この日の為に、去年年末から延々と運営業に精を出してきたのだ。

 リアル桃鉄中は食事制限も発生し、下手すると半日絶食もありうるので、米をしっかり食べる。
 更にはリポビタンDも摂取した。コンディション良好。よし、これなら行ける。

 衣服は迷ったが、

 あくまでも私は社長なので、ビジネススーツに黒コート、そしてサングラスを装着。

 イベント時の運動性なんて無視。
 「何でスーツなんだよ!」
 この出オチが取れればそれでいい。それだけを考えていた。

  

 「えー、1月13日、7時半。この声を聞く頃には、私は生きていないかもしれません―――」

  

 ICレコーダーに今の心境を録音し、準備完了。いざ、決戦へ。

   

Time
 7:30
 渋谷駅 新南口改札  

    


  

  馬鹿者達の集結                              .

 寒い。

 一応は主催者という事で30分前に到着したのだが、とにかく今日は寒い!
 新南口改札は渋谷だってのに人は閑散としているのだが、そんな事よりもとにかく寒い。

 しかもしっかりと誰一人いないのがステキすぎる。

 参加者の方には、「吉村は、分かりやすい格好で待っています」と伝えていたのですが、


いらっしゃいませー

 こんな感じで、さも観光ツアーの人を装って待っていたりしました。何故かサングラスは装着で。
 これで1ネタ出来れば僕はもう満足です。寒いのでお家に帰らせてください。

 通りかかるオジサン達にやたらとプラカードもどきを見られながら待つ事数十分。
 
青チームの智蔵さんがやってきてくれました。話を聞くに、私より早かったそうな。

 大体10分前頃になると、ちらほらと参加者が集まってきました。見事なまでに全員男です。
 見送りの方もいたりしたのですが、流石にここまでこれる猛者は一人だけだったようで。

  
 「白と黒、どちらがいいですか?」

 私は営業スマイルで参加者に今回の旅のしおりとネコミミとサイコロを渡します。寒くて手が震えます。

 その間にも野郎共が少しずつ揃っていきます。

 揃ってスーツで現れた橙色チームは、「紳士のスポーツですから」と爽やかに言い放つなど、
 「○○チームの××ですー」と、和気藹々とした雰囲気です。
 この後、我々は血みどろの戦いをするというのに、皆、丁寧語でご挨拶ですよ。

 灰チームのロキルス氏の携帯が繋がらなくて一時焦るハプニングもありましたが、何とか全員揃いました。

 一応、胸ポケットのICレコーダーにて、ラジオの収録もこっそりと行っているので、開始の挨拶みたいな事をしてみました。

 「我が社が企画致しました、神明神社の参拝ツアーの方を始めさせて頂きたいと思います!」


    
 その後、最初の目的地を決める為、私がサイコロを振ります。
 今回、目的地は2回のサイコロによって決まる事になっているのです。

 ロッカーの前にて、男に囲まれてサイコロを投げるスーツでサングラスの男。
 どこからどう見ても不審人物です。本当にありがとうございました。

一投目

二投目

 この値を元に、ゲームマスターに電話で連絡する。
 携帯電話にICレコーダーを密着させて電話ってのは始めてだったけど、最後であって欲しいとも思う。

  
 GM 「最初の目的地は大船駅となりますー」
  

 大船駅と聞いた途端に、周りの参加者はすぐさま路線図を確認していた。

 一瞬にて空気が変わった。そう、これはあくまでも勝負事なのだ。
 この渋谷から離れた後、どのような形で牙をむくか分からない連中なのだ! のんきにニコニコしてる場合ではない!

   

 その後、何故か円陣を組む事に。

 「目的地に無事つけるようにと」

 懐かしい…。円陣なんていつ振りだろうか? 考えたら、自分がその円陣の真ん中ってのは初めてかもしれない。

 よし、ここは気合を入れるためにも!

 
 吉村さん 「皆様、正々堂々戦う事を誓いますか!?」

 「「「ういーっす!!」」」


 吉村さん 「
僕だけ生き残ります! ファイ、オー!!」

  

 こいつらを出し抜くッ! 僕はここで勝ち、25年間スゴロク無勝伝説に終止符を打つッ!!!
 僕の人生に常に覆いかぶさる、「ネタ芸人的運命」を打ち破る為に僕はここに来たッ!!

 これが始まりの一投! ダイススロー!! 

 この勝負、貰ったッ!!! 


 皆、使う路線は湘南新宿ラインということで、途中まで一緒に乗る事に。

 しかし、一番電車知識の有る赤チームだけ乗車拒否。

 「何故だ!?」と焦る他5チームをよそに閉まる電車のドア。

 他チームと和気藹々としながらも、赤チームの不敵な笑顔に不安を感じながら、僕らは川崎、横浜へと向かう。
 1駅1駅止まる度に、1つ1つチームが下車して行き、最後に残ったのは僕だけだった。

  
 思わずポケットのサイコロを強く握る。
 これから7時間。運だけを頼りにした、孤独な戦いが始まる。

   

 

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Time
 8:30〜9:15