作品企画書
>タイトル
ほしのの。
>作品媒体
未定。(小説 or NScripter
or Flash?)
>作品概要
2008年、夏。素敵に田舎な栃木県栃木市星野(星野の里)を舞台とした、ノスタルジー全開・田舎っぷり生活物語。
前に押し出すのは夏の濃厚な自然。
蝉の音、日差し、清流の冷たさ、夜の静けさ、花火の振動といった素敵な感触だけでなく、
蚊のかゆみ、明かりに群がる昆虫の羽音、土や家畜の匂いなども押し出す。リアルな田舎生活を。
田舎育ちのプレイヤーはうんざりし、都会育ちのプレイヤーはイマイチ訳が分からず、田舎育ちで都会在住のプレイヤーだけが共感する物語。
栃木弁全開娘は萌えるのかという無謀挑戦。
やっぱり奇跡起きない物語。
>キャラクター
■ 川島 結城
(かわしま ゆうき:主人公)
- 1話では中1.以降は高1〜2。
- 都会育ち。ぷちネガティブ思考。
- おねーさんを、『はるねぇ』あるいは『ねえさん』と呼ぶ。最初は馴れ馴れしいおねーさんがあんまり好きじゃなかったです。
- 一話以降は、比較的状況を楽しんでいく方向に。
■ 和泉 榛奈 (いずみ はるな:おねーさん)
- 主人公より1つ上の従姉。主人公を、『ゆーくん』で呼ぶ。
- 明るいおねーさん。主人公と喧嘩もします。
- 短髪、貧乳、世話焼き。部屋着はTシャツにスパッツ。素晴らしきかな田舎娘。
家の手伝いは当然ということで、料理手伝いは当たり前のようにしている。主に夕食、休日の昼食を担当。料理を褒めても「こん程度なら普通だよ」と。
女子高らしく茶道部在籍。お茶菓子が大好きです。趣味も和菓子作り。夢は和菓子職人でも可。
- 病院嫌いという設定があると楽かも。
⇒活発な病弱娘という設定に。入院経験多め。
[嗄声後]
- 嗄声後は大人しい感じに。
- 小型マジックボードを使用しての筆談。
立ち絵に文字を入れるのも楽しいかも。
- 読書家になってしまったり。
■ 和泉家の人々
- お兄さん :
23歳。家をつぐ事にしました。優しい物腰の知的お兄さん。軽トラで出荷したりしてます。病弱な妹持ちのためか、兄妹仲は良好。
- おじいさん :
70越え。婿に来ました。どう見てもモデルは母方の祖父です。本当に有難う御座いました。
- おばーさん :
料理得意だったりする。自作蕎麦と焼きおにぎりがウマー。その他、和食系を好んで作る。
- おばさん:
44歳。横浜から嫁にきたほんわかおばさん。
- おじさん :
栃木弁全開の肉体派。大声。おじさんの弟が、主人公の父親。
>冒頭シーン
星を、待っていた。
(山頂、おねーさんと手を恋人つなぎしながら空を見上げるシーン。)
>話の流れ
<ネタ>
おねーさんは、ゆっくりと進行する重病患者という案。
⇒反回神経麻痺による、嗄声(させい:hoarseness)。声を失う。(音質の障害。)
嗄声案による各話分け
- 夏。
主人公、田舎に来ました。うだうだする主人公と、無駄に明るいおねーさん。
田舎チック遊びもここで。みのりんも登場。
- 秋〜冬〜春。
高校。文化祭。
みのりんがいなくなったので、らぶらぶで自転車二人乗り。
⇒風邪。声帯麻痺発生。
- 春〜夏。
嗄声の六ヶ月。ヒステリックも。
おねーさんの届かない叫び。
救出されるが、おねーさんは凹みまくってました。
- 夏。
蛍の山へ。星を見に行く。
手術と入院生活。(遠くへ)
手紙。
季節は、夏。
テーマソングは坂本真綾の『紅茶』。
- [第1話]
季節は夏。中学校男子2年の主人公、両親の飛行機事故死により、田舎へ。「星野のおばーちゃんち」「星野のおねーちゃんち」
そこには従姉のスパッツおねーさんが待っていました。
家の造詣は、私の母方の実家。三世帯住宅の農家。
- 両親をなくして落ち込み、さらに環境の急変に戸惑う主人公を優しく助けるおねーさん。
・川遊び(みのりんも。スク水で。)
・家の手伝い(老夫婦出す)
・学校(生徒すくねぇー。超注目されてるゥゥー)
・食い物。("しもつかれ"出す?)
・おねーさんとお風呂
・ホタルの山
・添い寝。
田舎の日本情緒をメインに押し出す。
(ちなみに、おねーさんの友達は、神明みのり。高校入学時に引っ越してしまう。)
時折、おねーさんに当たってしまう主人公。
おねーさんも反発するが、おねーさんは部屋でえぐえぐ泣いていました。慰めて、解決。
[第2話]
季節は、秋⇒冬⇒春。
- 二人とも高校へ。既にぷちラブラブです。みのりんは引越し。おねーさんは一日中泣きました。
おねーさんは高校初日で大福買ってにこにこしながら帰宅。
- 9月頭。文化祭だ!おねーさんが栃木高校にいく。
学校で「ゆーくん」言われてボコボコにされる主人公。
- 12月頭。
巴波川ライトアップの帰り道。自転車。
『自転車でどこまでもいけるような そんな気がしてた 寒い日に道端で飲んだ紅茶の味も覚えてる』
⇒自転車二人乗りin冬。 おねーさんの自転車が盗まれてました。
真っ暗な道をきこきこ漕いでいく。 ちょっとした”耳をすませば”状態。
⇒薄く降る雪。そして風邪引く。年越しもおねーさんは風邪引きながら迎えてしまいました。
⇒その後、慢性的に風邪を引くようになり、春(2月or3月)の風邪で嗄声発生。
反回神経麻痺(左反回神経麻痺)による発声障害。
[第3話]
4月〜7月。
- やたらおねーさんが大人しくなります。
自らの擦れた声が嫌になり(発声不能ではない)、常にミニホワイトボードで筆談。メールとかで内心を伝えるのもOK。
新学期が始まった事もあり、新しいクラスに馴染めない辛さが。
この生活が六ヶ月。(自然治癒で直る可能性のある期間。一般的には半年は経過観察する。心理的外傷を負いかねない場合は手術する)
⇒病院嫌いのおねーさん。「六ヶ月ぐらい耐えて見せるよ!その間に直っちゃえば手術しないんだよね?」
⇒でも直らない。
嗄声の症状で色々と苦しんだり。ヒステリックになるのも可。(学校生活とか)
⇒携帯メールで、「辛いよ。」と。
⇒今度は自分が守ってやらねば的。
- ある日、二人でどこか(川原とか山とか?)に行く。
主人公が倒れるなりなんなりする。助けを呼ぼうにも、声が出ないおねーさん。
擦れた声で叫ぶも、激痛。絶望っぷり。
⇒炎症発生。手術を決意。
[第4話]
- 夏祭り。出店の並ぶ会場内、手を繋いで歩く。
ホワイトボードを持っていないのでそれだけしか対話の手段がありません。
浴衣おねーさんの手を取り、蛍の舞う夏の山へ、星を見に行く。星に願掛け。「死ぬような手術じゃないのに」「いいの!」的な。
蛍の踊る川岸、手を恋人つなぎで。
『永遠のしるしに 流星が来る夜を待って 願いをかけた あの日のふたり
ずっと変わらないよと抱きしめては 何もかも手に入れたと思っていたよ 君は最初の恋人だった』
⇒おねーさんから愛の告白をするも、声が枯れて聞こえないという案。
- 手術の為に上京するおねーさん。一時的な別れ。
『寂しいわけじゃない 自分で選んだはずなのに どうしようもなく泣きたくなるよ
この先の未来には何があるの もっと辛い別れは あといくつあるの』
⇒一人で田舎。おねーさんの存在感を知りましたとさ。
- 手術は約二週間。
『地下鉄の入り口にある桜が今年も咲くから 私たちまた一つ年を取るね 春は近づいた』
⇒無理っぽい。普通に星野にいる予感。
降る、流星。
最後はおねーさんからの手紙かしら。(エンディングテロップとあわせて?)
「PS。
来週金曜日、16時に小山駅。絶対迎えに来てね。期待して待ってるよ。
先に「おかえり」って言ってね。
「ただいま」って言いたいから。
私の声で、伝えたいから。」
>小中学校について
どちらも距離は直線3.7km。(徒歩だと70分、自転車だと20分かかる。)
小学校:永野小学校
⇒粟野町方向。ほむぺなし。南小学校は、全校生徒46名。一年で10名いない。
中学校:寺尾中学校
⇒生徒合計90人。 1年生だと男子13、女子10程度。
高校:
栃木高等学校(男子校)
⇒生徒合計700人。直線距離10km。
⇒文化祭の時は栃木女子高校(栃女)の来場がどっさり。 栃高祭は、8月末開催。
⇒栃高栃女交歓会というモノがある。開催日は7月19日。体育館でゲームしたり何なり。
栃木女子高等学校(女子高)
⇒学校祭は9月頭。
>栃木市について
- 裁判所や税務署などの行政機関が集まる栃木県南部の行政の中心都市である。
廃藩置県後の一時期には、旧栃木県(現在の栃木県南部と群馬県の一部)の県庁所在地であった。
市街地には江戸時代から明治時代にかけての蔵や商家が多く残る。こうした歴史資産を観光資源化し、
関東地方では埼玉県川越市や千葉県佐原市(現:香取市)とともに小江戸サミットを開くなど、
「蔵の街」として知られる。また、市西部にある太平山からの景色は「陸の松島」として観光名所ともなっている。
- 気候
太平洋岸気候であるが、内陸部に位置するため夏暑く冬寒いといった気候である。
夏は気温が30℃を超える日も多く、35℃以上の酷暑になる日もある。
一方冬は最低気温-5℃以下に冷え込む日もあり、降雪日数も年に数日ある。
降水量は夏場は多く冬場は乾燥する。夏季は夕立が頻繁に発生し、発雷日数も全国有数である。
- 谷倉山(やぐらさん)
無名の山で、土地の者しか事実上知らない。山頂は藪におおわれ、テレビの中継所があるだけで、訪れても何もない所である。
冬シベリアから吹き降ろす風は、栃木市谷倉山あたりで乾いて、からっ風となり、首都圏に吹き降ろす。
麓を星野と言うのも、それにちなんだ地名らしい。
またこのあたりの山の地形の複雑さが、東京付近の天候の決定要因となっている可能性もある。
>小ネタ
- 最寄の駅は葛生駅。でも、高校が栃木駅に近いので、そっちを使うかも。新幹線は小山駅。
- 星野自然村の裏の谷倉山は登山可能。
- おねーさんの家はかんぴょう農家というのはどうか。栃木県南部がシェア8割らしい。
夏になるとビニールハウスで巨大扇風機がごうんごうん。
⇒要は和泉の家で。しいたけ打ちで小遣い稼ぎなんてするのもいいかもね。1000発500円。ドリルぎゅぃーん。軍手と金槌でかつんかつん。
⇒おばーちゃんの作る焼きおにぎりが好きでした。粉っぽくて太い自作蕎麦とかも。
⇒寒い部屋、コタツ。
⇒柱時計の不気味な音。エアコンの無い部屋。扇風機。
⇒レタス収穫時の袋包みを夜まで。手伝いしたり、おねーさんが食事作ったり。
- 夏の花。
アジサイ、イワタバコ、ヒカゲツツジ、レンゲショウマ、ナツズイセン、キツネノカミソリ
- 栃木と言えばイチゴですよ。しもつかれですよ。
- イマイチ⇒日光の手前 親父ネタ。
- おばんですー。は必須挨拶。
>行ってきたメモ
- 栃女近くに和菓子屋。 「大福おいしいよー?だいふくー。」←入学初日とか。
- おねーさんの”兄”を出すというのはどうだろう。跡継ぎということで、年はなれ気味で。
- 高校まではかなり長い。途中は街灯などもさっぱりとなし。夜は正直暗いかも。
田舎道⇒多少の市街地⇒高校。自転車だと1時間強っぽいからバス通学か?
- 星野しゅうへんにはコンビニが一切なし。小学校・中学校までの道のりにはお店すらない。
- 最寄のスーパーは11km先。 近くにあってもコメリ(農業用のアレコレ)のお店。
- 隣の粟野町でも蕎麦が有名。
- トンネルを抜けて、やぐらさんの先に行く。長い下り坂がある。
- 川は、星野橋の下よりも粟野の方に向かった方が風情があるっぽい。
- 近くの神社はしょぼいのでいっぱい。祭りは栃木駅方向のを期待するべきか。
- GOSAROで洋食がおしゃれな雰囲気。
- GOSARO奥の先にはセツブンソウの群生地がある。民家を抜けるとキャンプ場と片栗の山道が。ものすげー急でした。
- 紅葉きれい。雲の形で出来る影よ。
- 制服について:
栃高:冬は詰襟、夏はYしゃつ。
栃女:セーラー服。冬は黒、夏は白。 胸元の布っぽいのが無いので鎖骨周りが見えまくりっぽい。リボンは二股で青色。
http://www.cc9.ne.jp/~inet/ishihara/2f/data/is/ishihara-s.html
- 高校近くにはファミレスとか普通〜のお店が多少あるようです。デニーズとか。
- 蔵の町。
- 家で漫画を読むシーン。
「ゆーくん、北斗の拳の13巻はー?」
「ん」
「ありがと」
「せっかつこー! ゆーくんは爆砕して死ぬっ」
「殺すな」
「ほら、"ひでぶー"って言って死なないと」
「ちにゃー」
「そっちが死ぬのかよ」
- 巴波川のライトアップ。 文化祭⇒川というラインで行くか?
⇒夏祭りはどうする?
- 巴波川(うずまがわ)を愛する市民団体「うずま川遊会(せんゆうかい)」が巴波川河岸をイルミネーションで飾る「うずま冬ほたるキラフェス2006」を10月29日(日)から実施します。初日は19時からイルミネーション点灯式を行います。
このイベントは昨年好評の「うずま冬ほたる」と「キラキラフェスタ」をさらに拡大、今年は瀬戸河原公園までの約330mに延長し、約1万個の発光ダイオードと約200個のソーラーライトで柵や欄干、河岸を飾り、ホタルを思わせる電球が水面に映えて幻想的な雰囲気を演出します。瀬戸河原公園の隣のうずま公園では、高さ約20mのメタセコイアの木をクリスマスツリーに見立て、約1万個の発光ダイオードで彩ります。
○期間・内容
10月29日(日)〜1月8日(月)18時〜23時
○場 所
巴波川の幸来橋から瀬戸河原公園、うずま公園
http://www.kuroiso-kankou.org/sys/event/doc/1327.shtml
- 百八灯流し 8月6日。巴波川にて。
>栃木弁でいこう。
おねーさんは中途半端に栃木弁使います。
- ごじゃっぺ : 嘘
- こぴて : 額、おでこ
- てばたき : 拍手
- でれすけ : 馬鹿、あほ、なまけこもの、役立たず
- ばんげ : 夕食
- ふっかけ : 風花
- やげっぱだ : やけど
- うっちゃる : 捨てる
- おっかく : 折る、割る
- おわす : 終える
- かんまわす : かき混ぜる
- ちゃぶれる : 潰れる
- ぼっこわれる : ぶっ壊れる
- よかんべ : いいだろう?
- したっけ : そしたら
- だいじ? だいじけぇ? : 大丈夫?
- てれんこてれんこ : 遅い
- あんぽんたん : おっちょこちょい
- しこる : かっこつけて
- こないだ : このまえ
- 〜っぺ、〜んべ : 〜しよう
例:いいべぇ?、いがっぺ、そうだっぺ、そうだべ
- 〜け? : 〜だろうか?
例:そうけぇ? 行ってみっけ?
- 〜さ : 〜へ
例:畑さいってみっぺ
>>>>>>>>>>>>>>>
昔の設計書
<アバウトに設定>
都会育ちの主人公(中学二年生・男子)。飛行機(国内線)での帰路にて飛行事故が発生(墜落?)。(理由は適当に。)
新聞やらが一ヶ月程度騒ぐような大事件で、両親を亡くしてしまう。
そこで母方の実家に預けられるようになるのだが、そこは素敵に田舎な星野村でした。
慣れない・好きになれない田舎暮らしを余儀なくされた主人公と、従姉妹のおねーさん(中学三年生)の、小さな物語。
<見せ所>
田舎特有のゆったりとした時間。そして夏。
近くの川で水遊びだってします。おねーさんはスク水に白Tシャツです。(何)
月末には隣の町(粟野町)でお祭りもあります。おねーさんは勿論浴衣です。
過疎っぷり満載の学校生活。
全生徒数20人中で構成された5人(キャラ個性強め)の生徒会(主人公・おねーさん含む)でだばだば喋ったり遊んだり。
また、家でも田舎っぷり満載の生活。親子三代もの人数で囲む食卓。農作業(林業?)も手伝ったり。
最終的にどういう結末で終わりにするかは未定。(おねーさんとラブラブエンドはありきたり過ぎるしなぁ・・・)
”はちがつのゆき。”で出し切れなかった郷愁(田舎臭さ)を、この作品で放出すること。打倒・となりのトトロ。
<星野の里(星野村 ※実際の地名は栃木県栃木市星野)について>
蕎麦と古墳がこっそりと名物という、良くある田舎の小さな村。周りは山で囲まれ、村の大半は林で形成されている。
カタクリやセツブンソウの群生地としても有名で、2月頃には観光客で賑わう。
栃木市や佐野市といった市街地からは案外近く、そちらへ働きに出ている人と農業経営者とで2分された労働人口。
コンビニ・ファミレスなどは一切無し。田舎です。
村の北部には、「星宮神社(せいぐう?
ほしみや?)」という小さな神社がひっそりと建っている。
<未決定設定>
・実はおねーさんは重病患者で・・・という案。ラストは死別。
⇒涙は誘えるが、田舎生活とはあまり関係ないかも。
・おねーさんor主人公の、妹の有無
⇒今回のモットーはヒロインがお姉さんであることであり、妹キャラは余計。そろそろ、年下娘以外を。
・星野の里らしく、星に関したエピソード。
たとえば、「星降りの丘(山?)」というのがあり、おねーさん一家は代々その巫女を務めてきたとか。空に流星。
⇒巫女さんはみのりんで十分です。イベント的には非常に絵になるので、もう少し考える必要あり。
・主人公のスタンス。田舎暮らしが物凄い嫌いなのか、戸惑っているだけなのか。
⇒嫌いモードだと、読者に対してやたらとマイナスイメージを与える。書いてて私が面白くない。しかし、変化後の意識の差異は大きい。
戸惑いモードだと、順応が早すぎて物語にならないかも。
・従来の作品(星空、ごがつ、雲空)とのからみ
⇒中学生みのりんが出ます。
・おねーさんは短髪・貧乳・スパッツ・世話焼き。ここら辺ははずせませんよね?
⇒Exactly.(その通りで御座います) しかしながら、さらに研究の余地あり。
・本作の眼鏡要員は?
⇒何とか学校から輩出。
⇒無理かも。
反回神経麻痺(別名、声帯麻痺)について
- 反回神経麻痺(はんかいしんけいまひ)は、声帯の可動性障害と声帯の萎縮(いしゅく)により、音声障害を引き起こします。回復不能例に対しては、声帯の位置を補正するために喉頭枠組み手術である甲状軟骨形成術1型や披裂(ひれつ)軟骨内転術が、萎縮に対しては声帯内注入術などが行われます。
- 原因
#
外傷: 甲状腺・食道・肺の手術、気管内挿管による損傷
#
腫瘍: 甲状腺癌、食道癌、肺癌、縦隔腫瘍、リンパ節転移、頸静脈孔腫瘍
# 心血管系: 大動脈瘤
症状
#
片側性麻痺の場合
#
麻痺側声帯が正中位で固定した場合: 気息性嗄声、息切れ(呼気の無駄使い)
#
麻痺側声帯が開大位で固定した場合: 失声、誤嚥
# 両側性麻痺の場合
# 正中位で固定した場合: 呼吸困難
#
開大位で固定した場合: 気息性嗄声(ときに失声)、息切れ、誤嚥
- のどの病気による声の変化には、声の「高さ」、「強さ」、「音質」の異常などがありますが、
このうちの「音質」の異常を嗄声と言います。
嗄声は耳で聞いた感じで、
・ガラガラした声(〈そぞうせい〉) 声帯ポリープ、声帯結節、喉頭癌、喉頭炎
・かすれた声(気息性〈きそくせい〉) 反回神経麻痺、声帯結節、声帯溝症
・弱々しい声(無力性) 音声衰弱症、重症筋無力症
・力んだ声(努力性)などに分類されます。 喉頭癌、痙攣性発声障害
学童期あるいは小児にみられる、主にの嗄声を学童嗄声(または、小児嗄声)と言います。
- 反回神経はちょっと変わった神経で、脳神経のひとつである迷走(めいそう)神経から首のところで枝分かれして下の方へ行き、左側は大動脈弓を前から後ろに回り込んで上に向かいます。 右側は右鎖骨下動脈を前から後ろに回り込んで上に向かいます。 上方に向かった反回神経は、両方とも甲状腺の裏側を通って喉頭の声帯を動かす筋肉に至るのです。 そのために「反回神経」と呼ばれるのですが、首から一旦下方の胸部にまで行って、また上方の喉頭に行く長い経路を持っているので、首の病気や胸の病気で障害され麻痺を起こすことがあるのです。 もちろん頭の中枢で迷走神経が障害されても麻痺が起き、嗄声を起こします。
前述のように首や胸や頭に原因があって生じる場合もありますが、原因不明のことも多いのです。 最初は無声、続いて嗄声となり数日で軽快・回復するものと、しないものがあります。 回復しないものは嗄声が続きます。 反回神経麻痺は声帯が正中位(ひとくちメモ参照)で固定して動かなくなるのです。 そのため、この反回神経麻痺が両方に生じた場合は呼吸困難をおこしますから、気管切開、しかも永久気管孔を作成する必要があるのです。
- ●一側反回神経麻痺の手術(甲状軟骨内方移動術)
声帯ポリープや謡人結節などの原因以外に嗄声(声がれ)が出現する病態に、反回神経麻痺があります。これは声帯を動かす神経である反回神経が何らかの原因で麻痺して、片方の声帯が動かなくなり発声時に声帯の間に隙間ができることによって起こります。
麻痺の原因は、肺がん、食道がんや甲状腺がんなどの悪性腫瘍やリンパ節への転移が神経に浸潤(癌細胞が神経をダメにすること)したり大動脈瘤の圧迫などがありますが、最も頻度の高いのは風邪をひいた後にウイルスが反回神経を障害して起る突発性(ある日突然声が嗄れる)です。
突発性の麻痺は数ヶ月で回復することもありますが、悪性腫瘍が原因で起る麻痺は、がんが治ったとしても回復することはありません。何れにせよ麻痺発生後6ヵ月経っても声の改善がなければ、それ以上の経過をみても声の回復は見込めません。この時、甲状軟骨内方移動術の適応が出てきます。
手術の原理は簡単で、前にも述べましたように嗄声(声がれ)の原因は発声時の声帯間の隙間の発声なので、それを無くす手術です。甲状軟骨(のどぼとけの軟骨)に小さな窓を開け(図1)、その窓にシリコン板などの人工物を挿入するとシリコン板の厚みだけ声帯が正中に移動して、声帯間の隙間が無くなり正常時の発声に近くなります(図2)。ただ全ての反回神経麻痺の患者さんがこの手術で声の改善が得られるわけではありません。麻痺の程度の強い状態(声帯間の隙間が広い、左右の隙間でなく上下の隙間など)では、この方法では声の改善は難しく、他の方法(披裂軟骨内転術など)を選択しなくてはなりません。
手術は患者さんに声を出してもらいながら行うため局所麻酔で行い、手術時間は約1時間30分、3泊4日程度の入院が必要です。
- 声帯を動かす神経を反回神経といいます。反回神経のまわりには、転移がおこりやすいリンパ節があり、このリンパ節をとる際に、反回神経に障害がおこることがあります。反回神経は右と左に1本ずつありますが、片方の反回神経麻痺がおこると、声がかすれます。また、水ものを飲むときに、声帯のすき間から気管に入りやすくなり、「むせ」や「せき」などの症状が出ます。多くは一時的なもので、2-3ヶ月で治りますが、回復しないこともあります。両側とも障害されると、声帯が閉じて、息の通り道が狭くなるので、呼吸困難になったりします。その場合には、処置が必要です。両側の反回神経麻痺はめったにおこりません。
- 片方の声帯が突然動かなくなります。両方なることはまれで、この場合は息が苦しくなります。なにもしなくても突然起こることもありますが、風邪をひいた後になることがあります。自然に治ることもありますが、ビタミン剤やステロイド内服治療などが行われることがあります。
ガンなどが隠れていることがあり、経過をしっかり診なければなりません。
- 手術:
普通麻痺が起きてから6ヶ月(自然に治る可能性のある期間)経ってからにします。
1
声帯を正中に寄せるわけで、声帯に人工物(例えばコラーゲン)を注入する。
2
声帯に、筋膜とか脂肪を挿入する方法(全身麻酔下、入院手術)
3
甲状軟骨に窓を開け、押し込み声帯をまん中に寄せる方法
(一色の甲状軟骨形成1型、ひどい嗄声の時は隙間が大きいので披裂軟骨内転術を行います。
この方法では局所麻酔下に声を出してもらいながら手術し、良い声が出るまで調整するので、必ず声は良くなります。)
- 症状として、もっとも多いのは嗄声[させい](しゃがれ声)です。息漏れのするような、力のない声が特徴です。両側の声帯が麻痺して、声帯が閉じたままになれば、呼吸困難を訴えます。まれには、物を飲み込みにくくなったり、水様物を飲むときに誤嚥[ごえん]してむせることがあります。
- 反回神経麻痺による症状
1.かすれ声、小さい声、うらがえったような声
2.声が出しにくい、のどが痛む
3.咳(せき)、咳払いが多くなった
4.息切れがする
5.物が飲み込みにくい、むせる