むきりょくかん。Y.E.T. 5th Escape 新横浜全力鬼ごっこツアー 

 updete 2010/07/24

Y.E.T.5th 新横浜全力鬼ごっこツアー

- Side:::吉村麻之 -


これは企画・運営しつつも逃亡もしていた、社長のレポートです。

本企画は70名それぞれが全く別のストーリーを描いているので、他の人のも参考に。

  


マップはこんな感じです。

    

 
逃亡前
サブタイトルが機動戦艦ナデシコっぽいのは仕様です(何


| 「ヘタレらしく」で行こう!                          _

 2010年、7月3日。曇り。午前10時。

 プリンターが唸っている。ういーんういーん唸っている。
 交換インク代が5000円を超えた事には涙を禁じえなかった。

 そんな準備もこれで終わりだ。これから新横浜で鬼ごっこをしなくてはならない。
 きっと酷い一日になるのだろう。
 何で僕はこんな酷い企画を実行してしまったのだろう。

 ああ。

 荷物が重い。
 70名のアームパス、名刺、番号札、指令書、etc。
 更にはSSGMから送られた人数分のビニールバッグ。

 家を少しだけ出れば、強烈な夏の熱気。

 スーツで行くのは止めよう。
 社長=スーツというマンネリを脱する為ではなく、暑いから。

 サングラスを付ける。隣の小娘に失笑されても、気にしてはいけないのだ。

  

 行くぜ、俺たちの戦場、新横浜へ!!

  

 
逃亡前2

| 「戦後のビール」は任せとけ                          _

 午前11時。新横浜到着。開始は13時なので、2時間前出勤だ。

 集合場所には『明らかに異質な集団』が既に十数名屯していたので、
 私は満面の笑顔でそれらから離れ、日産スタジアムへ歩く事にした。

 3年済んだ町だけど、今日はフリーマーケットが開催している。
 どれだけ盛り上がってるか、見学に行くのだ。

 ああ、それにしても暑い。

 

 結構、人いました。

 この中を1時間後、腕章をつけてスキップして逃げ回ると思うと膀胱に穴が開きそうです。

 あと、ビールとか売ってて胸キュンでした。後でこっそりと飲みに行こう。

  

 新横浜駅に戻り、更に増えた集団を横目に見つつ、駅ビル内のレストランで食事。
 舌の奥にできた口内炎のおかげで沁みるよぅ。でもコチュジャン味のから揚げおいしいよう。

 とかやってたら30分前になっていました。
 ビルの窓から下界を眺め、「何か凄い集まってる…」と呟く小娘を撫でながら急ぐ。  
  

    

 
開会式


| 早すぎる「さよなら」!                          _

 自分が集合場所に着くころには、50名くらい集まっていた。
 拍手で迎えられる。ニヤけが止まらないが、気のせいだと思う。

 見知ってきてしまった顔から、全く知らない顔まで。
 色んな人が集まってしまったこの惨状。これは酷い。

 「何で来ちゃったんですかwww」

 と馬鹿話をしたい心はほんの少しだけ抑えつつ、
 時間は早いけど、早速、今回のアイテムを配る事にした。

 今回は流石に70名とあって、自分一人で運営しきれないというのもあり、
 智蔵さん、risouさん、らぃえさんの
脱衣麻雀メンツにお手伝いしてもらうことに。
 お手伝いというか、「丸投げ」とも言うけどね!(何)

 配られていくアイテム。
 手持無沙汰なので、どこかのリアル桃鉄で見たような面とかと喋ってたりしてました。


 けれども。

 そんな平和な時間は数分しか続かなかった。

  

 「あのー、すいません、これって許可とか……」

  

 警察の方に質問されてしまった。

  

 駅は一応、市の土地だとか何だとかで、集まるには許可がいるらしい。
 当然と言えば当然だったが、さっぱりと忘れていたのだ★

 この人数の上、一部の人間はウサミミを付けているという異常な集団。
 通りかかる人達の視線が痛いなーとか悠長に思ってる暇は無かったのだ。

  

 「スイマセン、すぐ立ち去りますので!」

  

 と言ったはいいが、どうしよう。緊急事態だ。
 この地点が集合地点として、この後の事はすべて決まってたりしたのだ。
 しかし、ここは使えない。70名が集まってても問題ない箇所……。

 そうか、公園だ!!

  

 誘導し、全員で公園へ移動開始。
 運営委員が居残り、まだ来てない人を誘導するという方向性は1分で決まった。
 この連携力、会社とか起こしたら世界を取れるんじゃなかろうか。(何)

       

 
開会式2


| 緑色宇宙に「あんしん」                          _

 歩いて数分。新横浜公園に移動してきた。
 見ての通り、芝生。座り込む場所なんてない。

 けれども、ここならこの人数が集まってても問題は無い!
 何か言われたら、会社のイベントだと伝えておけば大丈夫! 半分は事実だし!

 
 少しずつ合流し始める参加者。
 一部がスタジアムへ行って迷子になったというアクシデントを挟みつつ、
 開会式を始めていく。小娘がニヤニヤしながら見てるが気にしない。

 まずはルール説明。

 こんな70名の前で話すなんて物凄い苦手なのだが、
 このどーでもいい集まりの前なら緊張も全くないのが素敵だと思う。
 馬鹿な冗談などを挟みつつ、かみつつ、説明を終える。

 そして、やっとこの言葉。

 「それでは! これより我が吉村電鉄交通社が企画致しました、

  新横浜全力鬼ごっこツアーの方を、始めさせて頂きます!!

  皆様、よろしくおねがいしまーす!!」


 70名の歓声というのは、なかなか、凄い物だったりする。

  

 
第一戦


| 「運命の選択」みたいな                          _

 さぁ、第一戦。

 を、始める前に。

 「鬼やりたい人ー!」

 「「「「「はーい!!」」」」」

 30人は手を挙げたような気がする。何でやねん。

 流石にこんなに鬼がいたらゲーム崩壊するので、10名を選ぶことに。
 小学生らしく、じゃんけんで決めることにした。
 自分とじゃんけんして、勝ち残ったら鬼。

 揃った鬼は屈強な先鋭っぽい雰囲気をだしていたのはきっと気のせいだ。
 とりあえずスーツ姿の鬼怖い。
 テレビの逃走中を彷彿とさせる恐怖だが、この鬼ごっこでは鬼は走れずスキップなのだ。

 ……あれ、2倍怖い気がする。

 九州から指令を飛ばすSSGMへ電話し、全ての準備は揃った。

 第一戦は逃亡者として逃げて行くのだ。

 さぁ、始めよう。27歳にもなって鬼ごっこを、全力で。

  

 「第一戦、開始ぃぃぃぃぃぃぃっっっ!!!!」

  

 
第一戦A

| いつかお前が「歩いた街」                          _

 鬼の捜索開始は5分後。
 それまでに逃げる。逃げ続けている。

 そういえばと、全く逃亡ルートを決めていなかった。
 まったく無目的に南の方へ歩いていく。

 しかし。この街に3年も住んでいた人間をなめてはいけないのだ。
 地図など不要。マップはすべて頭の中に入っているのだ!!

  

 けど怖い。超怖い。

  

 鬼は目印なしで来るわけだが、それが物凄く怖い。
 道の先に人影があるとビクビクしてしまうレベルの恐怖。

 他の逃亡者も同じように、「何これ超怖い」とビビっていた。実に最高だ。

 You平さんとかと合流するも、すぐ単独行へ。
 このゲームは、サバイバルゲームじゃないのだ。集まってもあまり意味は無いのだ。

 とりあえず、南。
 地図的に言えば、スケートセンターを抜け、原田ビル方向へ歩いていく。
 鬼に対して、単純に距離を開けておきたかったのだ。

 自動販売機で水分を補給した頃に、5分経過。鬼出動。

 怖いよう怖いよう。

  

 
第一戦B  


| 温めの「冷たい戦略図」                          _

 更に南下を続ける。新横浜駅に到着した。

 実はこの駅、隠れるにはもってこいの地理条件だったりする。
 バス停が多く、歩道橋やらも並び、非常に複雑な形状をしているのだ。
 地下鉄への入り口も、地元民だからこそわかるというものだ。

 ここで待って、時間を稼ぐのはアリだろう。むしろ戦略的にはこれがベストだろう。

 けれども。気付けば地下鉄へと足を向けていた。

 いつもならば。
 いや、性格上から考えれば引きこもるのが通常のはずなのだが、今日は何となく……。

 派手に立ち回りたかったのだ。

  
 地下ホームに入る。警戒するも、誰とすれ違う雰囲気は無い。
 このままマップの縁を回るようにして、集合場所に戻ってみようと思っていたのだ。

 何でと聞かれても分からない。その時は無性に、やってみたかったのだ。


 それが、間違ってたんだが。

  

 地下鉄(出入り口8)を抜ける。メールを受信した。SSGMからの捕縛者リストだ。

  

現在の捕縛状況
-----


なたく
ワカタレ


-----

 開始から約10分。鬼つえぇ。

 
第一戦C  

| 奇跡の作戦「まだか?」                          _

 地下鉄を抜けて数歩歩く。

 見覚えのあるスーツグラサン…鬼のrisou氏じゃないか!!
 ヒギィ!と内心で思いつつ、壁の裏に隠れる。 何とか気付かれなかった…のか?

 そして、メールが届く。

 ついに第一ミッションだ。

参加者の皆さま、お時間となりました。
-----------
アマチュアカメラマンの佐古さんより、皆さまへご依頼を承っております。

『撮影会をすることになったんだが、もっと新横浜の写真が欲しいらしい。
悪いんだが、代わりに撮ってもらえないだろうか』

[逃亡者]
15分以内に、以下のポイントのどこかを撮影し、専用アドレス へ報告する。
制限時間内に達成できない場合は、新横浜駅前公園付近で1曲歌うこと。

・新横浜ラーメン博物館前
・地下鉄新横浜駅の改札
・横浜プリンススケートセンター前
・横浜労災病院の入口

[鬼]
以下のポイントのどこかを撮影し、専用アドレスへ報告する。
報告するまでの間、鬼は逃亡者を捕まえることは出来ない。

・烏山大橋
・日産スタジアム東ゲート
・新横浜フジビューホテル

-----------
それでは、よろしくお願いいたします。


 今回の新横浜は新横浜ということで、「のまひゅ」に絡んだ形でミッションを作ってみた。

 作ってみた…という通り、自分が作ったのだから、ミッションは来る前から分かっている。
 かなり有利ではあるのだが、何故か皆、

 「まずは社長を捕まえたい」

 と、人をボーナス敵みたいに襲いかかってくるので、イーブンと思っていいと思うんだ。

 何はともあれ、撮影だ。
 新横浜は人が多く、流石にこんな中唄声を響かせるわけにはいかない。

 最寄り…ということで、新横浜ラーメン博物館に狙いを付ける。

 人通りの多い道を歩いていたその時。

 「あ、しゃちょぉー☆」

 鬼の並木さんと鉢合わせ。にこやかに迫ってくる。やばい、終わった! 第三部完!

 と思ったその時、閃いた。

 「み、ミッション! これクリアしてます!?」

 「え?」

 鬼はミッションクリアまで捕まえる事が出来ないのだ。
 確認すれば、ちょうどメールを受信したとのこと。助かった!!

 すごい焦ったが、何とか鬼を撃退した。

 新横浜ラーメン博物館はすぐ近く。

 ああっ! 流石は駄目スマートフォン! 動作が重い!!
 早く! 早く撮影してメール出させてくれ! 鬼が迫ってるかももももも!!


 カシャ。

 『添付できる画像のサイズが大きすぎます』

 ファッキューー!!!

  

 画像を小さくして撮影。宛先OK、よし、送信!

 送信遅いよ! 何やってんの!!

    

 何とか送信し、公園の方へ歩いていく。

 途中、明らかにソリッドスネークな動きをする青年がいたが、

 「ラー博はこの先だ」

 「鬼は?」

 「いない」

 「感謝」

 といった会話を速やかに行える連帯感が生まれるのが不思議だ。
 お互い本名も知らんのにね。

  

 
第一戦D  

| 「男らしく」がアブナイ                          _

 SSGMより通知。

現在の捕縛状況
-----

なたく
ワカタレ
ペイフォ
神無宇宙
〔鍵〕
らいだー
Demitel
十六夜
merkaba
武尊
ひつじ
清水
アラヤ

無迅
どな


-----

 一気に増えてる…。

 さて、集合場所の公園にいって、この捕まった皆に手を振るような無茶をしてみよう。

 …と思ったら茂みの先に鬼のrisou氏! スーツだから良くわかる! こええぇ!!

  

 直接行く事を諦め、迂回して向かう事にしよう。

 マップ端の「烏山大橋」へ向かうと、また逃亡者と合流。

 「ここって、鬼の撮影ポイントですよね?」

 言われてみれば…ッ!! これは恐怖…ッ!!

  

 こんな所はさっさと抜けるに限る!

 大股で歩き、労災病院前の通りへ。川を挟んで、向かい越しには公園が見えるのだ。
 このまま歩いていけば集合場所である三角橋もすぐだ。

 頼むぜ、コンタクトレンズ。鬼らしき人物がいないか見定めてくれ!!

  

 
第一戦E  

| 気がつけば「お約束」                          _

 三角橋に近づく。例の芝生ポイントには20名は人が群がっていた。

 おーい、おーい。社長だよー。

 僕は生きてるよー。

 お、気付いてくれた。おーい。やっほー。

  

 メール受信。


スタート付近に社長発見!(・ω・´)


 速攻で裏切られたぁぁぁっっ!?

  

 これはヤバい。早々とここから離れるしかない!

 このまま歩いて、スタジアムの方へ逃げるとしよう。
 橋を越え、日産スタジアムへの交差点が見えた所で……。

  

 川の向こう側に、鬼のrisou氏。こっちに手振ってる。
 

 Σ(゚Д゚)

  

 道の先に、鬼一人。

 Σ(゚Д゚)

 道路の向かい側にも、鬼一人。

 完全に挟まれたー!!!Σ(゚Д゚)

  

 進めば捕縛。道路の向かいに行っても捕縛。もう一方は川。

 戻るも、risou氏が先回りして橋へと向かっている。

 これは…これは…ッ!?

 そこで問題だ! この包囲された状態でどうやってあの鬼をかわすか?

 3択−一つだけ選びなさい

  答え@ハンサムの吉村麻之は突如反撃のアイデアがひらめく

  答えA仲間がきて助けてくれる

  答えBかわせない。 現実は非情である。
 


答えB 答えB 答えB

  

 Noooooooooooooooo!!!

  

 「チクショー!! 読めよ! 読みあげろよッ!!」

 「247番! 社長確保!」

 「チクショー!!!!!」

  

 開始から35分。

 吉村麻之、捕縛。

  

 
第一戦F  

| あの「待つだけの日々」                          _

 集合地点に戻れば、20名近くの捕縛者。

 それぞれがいい具合に疲労してました。30分だろうと、これは物凄いエネルギーを使う。

 この馬鹿イベントで楽しいのが、「俺はこう逃げてた」とか、そういう話。
 それぞれが別のルートなので、それぞれの物語があったりする。それが実に楽しい。

 そんなこんなで、のんびりしていたら次のイベントきたこれ。
 

参加者の皆さま、お時間となりました。
-----------
病人の榎町鈴乃さんより、皆さまへご依頼を承っております。

『聞いたでー。何か面白いことやってるんやね! でも、捕まった人が暇だーっ
てゆうとるんよ。だから、チャンスって事でこんなんどーやろ? あ、それとな、
お父さんが新作ケーキを作ったらしいんよ。逃げる人に食べさせてやってな!』

[逃亡者]
ホワイトボード持った眼鏡御大がスタジアムをうろついています。
15分以内に、ボードに書いてあるアドレスにメールを出してください。
ミッション成功者の数により、捕縛中の逃亡者が解放されたり鬼になったりします。

15名以上:全員解放
5名〜14名:半分解放、残り鬼としてゲーム参戦
0名〜5名:全員鬼としてゲーム復帰

[鬼]
ポケットに入らないサイズの甘い食べ物を購入し、持ち歩いた状態で逃亡者探し
を行って下さい。
買った甘い物は、その状態で捕まえた逃亡者第一号に渡して下さい。(その後な
ら食べてok)

-----------
それでは、よろしくお願いいたします。


 要は、復活イベントという奴です。
 90分の制限時間のなか、開始10分で捕まったら80分暇ってのもアレだしね。

 小娘には事前にスタンバイするよう、本日の朝に伝えておいた。大丈夫だろうか。
 ちなみにホワイトボードには、SSGMのメールアドレスが書いてあったりする。

 でも、我々は待つだけだ。逃亡者の皆が救ってくれる事を祈り、待つだけだ。

 メールが飛び交う。


スタジアム行った方、御大発見情報よろしくです!

  


御大発見第1号です! 東ゲートに向かいました!

  


まずい、御大まじどこ。社長の腕の中とかならまじ無理(←

  

 そして。


参加者の皆さま、SSGMミッション終了です。

・ミッション結果
失敗!!!
0名〜5名:逃亡者は全員鬼としてゲーム復帰

それでは、引き続きお楽しみください。

  

 20人を超える鬼が野に放たれた。

 いわゆる、地獄絵図である。

現在の捕縛状況
-----

なたく
ワカタレ
ペイフォ
神無宇宙
〔鍵〕
らいだー
Demitel
十六夜
merkaba
武尊
ひつじ
清水
アラヤ

無迅
どな
まぐろの勇気
吉村麻ゆき
つるる
あまがっぱ
たんぽぽ
木ノ花かば
3238
cassopeia
ひじり
ちゅるやん
高町ぐずり
ぶらりん
将生
ウィル
西崎乱平
伊織
square

-----

 これらが全員、鬼として復活。うわぁひどい。

 
 なお、この後、吉村は運営モードに移ったので、
 この後の死闘は他のレポートを参考にして頂きたい。

 小雨が降り始めている中、のんびりとしてましたよ。

 
第一戦F  

| 「真実(ほんとう)」は一つじゃない                       _

 SSGMより、第一戦の最終ミッションが通知される。


参加者の皆さま、お時間となりました。
-----------
アマチュアカメラマンの佐古さんより、皆さまへご依頼を承っております。

『旅行の最後に集合写真を撮ることになったんだが、どんな写真にすればいいの
か分からないんだ。皆ならどう撮るのか、教えて欲しい。』

[逃亡者]
制限時間内に、逃亡者が5人以上映った集合写真を撮り、専用アドレスへ
報告せよ。場所は任意。
→本ミッション達成時、逃亡者の勝利となる。

[鬼]
制限時間内に、鬼が15人以上映った集合写真を撮り、専用アドレスへ報
告せよ。場所は任意。
→本ミッション達成時、または逃亡者のミッション失敗時、鬼の勝利となる。

-----------
それでは、よろしくお願いいたします。

 たまたま、集合場所には鬼が十数名も集まっていた。

 「あと2人!」と叫び声が聞こえる。

 通りかかった鬼を更に追加し、なんとか15名!

 さぁ撮影…という所に、捕まりたてほやほやの今野隼史さん。

 集合写真で並ぶ鬼たちの前で、いきなり土下座ポーズ! あんた何してんだよ!!(笑

 
 らび助教官のカメラで撮影し、送信。

  


参加者の皆さま、第一ゲーム終了です。

勝者:鬼


スタート地点に集合してください。

  

 あとで聞くと、逃亡者も4名まで集まってたらしい。
 何気に接戦だったりしたが、鬼の圧倒的物量で押し勝ったといった第一戦でありましたとさ。

  

 
第二戦@  

| 明日の「ゲームマスター」は俺だ!                       _

 休憩を挟み、第二戦。

 思ったよりも時間が余ってしまったため、90分としていた制限時間を120分に伸ばす。

 電話で頼む私も私だが、「大丈夫ですー」とあっさりと答えるSSGMこと家政婦さんすげぇよ。

 一回戦の話題で持ち切りな連中に声をかける。

 「鬼やりたい人ー!!」

 「「「「はーい!!!」」」」

 7割が手を挙げた。何これ。

   

 そして開始される第二戦。

 今回の私はほぼ運営サイドに移るため、レポートは省略としよう。
 け、決して、イベントから二週間以上たって、書くのがメンドイとかじゃないんだからね!!

 とりあえず、第二戦の最終ミッションについては運営側として最高の気分でした。
 指定のポイントで逃亡者へ指令書を渡すのですが、それを読んだ逃亡者の、

 「ちくしょーー!!!」

 という声が最高でした。(何)

  

 第二戦を終え、最後に集合写真など撮ったりしたら、18時。

 二次会の時間になりました。

  

 
二次会(飲み会)  


| 「いつか逢う馬鹿たちのために」                       _

 一応、おまけ扱いのはずの二次会だが、参加者は60名近くになっていた。

 何この人数。ほとんどお店を貸し切っちゃったんですけど。

 場所については、吉村の独断によりインドカレー屋となりました。
 愛よりもずっと、カレーは世界を救えると思う。

 「馬鹿やった後のビールほど美味い物はない」

 この言葉の為だけに、この二次会はありました。

 乾杯が実に騒がしい。汗は止まらないけど、笑いも止まらない。

 普段、静かにのんびり飲むタイプの自分が席を移動しまくってわいのわいの騒いだり。
 その横では今野さんがイラスト描いてくれたり、デュエル始める人がいたり、
 メイド服着こんでる人もいたりする。


 「社長! 次は○○やりましょうよ!!」

 「二回戦の時にさぁ、○○まで逃げてたら、そこでイベントがさぁ……」

   

 皆、楽しそうだ。全力で馬鹿をやると、全力で笑顔になれたりするものだ。

 色々準備してきたのは、アームパスで数万使ったり、名刺を300枚印刷したりしたのは、

 きっと、こんな、花火のような一日の為にあったのだろう。

  

 締めのあいさつをして、本当に解散。

 ほんとうに酷い一日だった。足も、体も、ガタガタだし汗まみれだ。

 祭りは前夜と終わった後の夜が一番感慨深い。
 電車に揺られ、見慣れた駅に帰って、帰路を歩く。何故か、頬が緩んでいた。
 困った事だが、こんなことだから、「次回どうしようかなぁ」とか考えてしまうのだろう。

 ああ、今回も酷かった。次回は……。

  

 
   

鬼ごっこ第一回だったので、反省点とかまとめ。
次回に生かすかどうか以前に、次回の予定は今のところ無いけれど。
 
  • 実は、ゲームバランスが集合ポイントの急きょ変更で大半ぶっ壊れてた。
    駅前広場が拠点ということを前提に、全てのミッションが組まれてたので……。
    集合場所は100%確保出来ないと厳しい。
  • 鬼が予想以上に捕まえまくってしまった。
    ゲームバランス的に、もっと鬼は少なくていいのかもしれない。
  • ミッション間隔はもっと広げた方がいい。というかミッションは2回が限界かも。
    (フジテレビの"逃走中"は何であんな間隔でミッション出せるやら)
  • 基本的に、アームパス以外のお金がかからない(=参加者負担ゼロ)というのはいいものだ。
  • YETイベント人気(=というよりもリピーター)が急騰しているため、次回以降は、
    参加するのに何らかのハードルを設けないとならないかもしれない。
    今回、約2日で70名になってしまった。放っておけば余裕で100人越えしてしまうかもしれない。
    ……いや、それはそれで楽しいのだけれど、そんなに統率出来ませんって……。