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NormalizeHumanCommunication 裏話のような何か

以後の記載は、『のまひゅ』のネタバレを盛大に含みます。
そもそも読まないと何一つ面白い物でもありませんのでご注意ください。

  

  

  

  

  

  

  

  

  

 

      

 タイトル                              _

 『Normalize Human Communication』は公開一週間前ぐらいまで仮題扱い。
 最後まで悩んでいた案は、『ヴァンパイア・ポートレート』と、『二月のポートレート』。
 吸血鬼のフレーズが現実に同じ病気の方に対し不誠実である不安があったので、のまひゅに。
 タイトルの理由は、なんとなく浮かんだフレーズからだったりする。

  

 チャプターリスト元ネタ                      _

 元ネタ少なめ。あんまりひねらず、かっこよすぎず、分かりやすいものにしたつもりでした。

  ・五億粒子のホワイトノイズ THE BACK HORNの、"ホワイトノイズ"という曲より。
  ・六時間前のハッピーニュース 好きなユーロビートの曲、"HAPPY NEWS"という曲より。
  ・ライスシャワー 堀江由衣の、"Happy happy * rice shower "という曲より。
  ・暖かい日々 爆風スランプの名曲、"暖かい日々"より。
また、"星のない空の下で"のラストチャプター名。詳細は後述。
  ・……一日のこと ねこねこソフト、"ぎんいろ"のキャッチフレーズより。

 あと、最後のチャプターが『ハッピーニュース』、最初の項目が『ライスシャワー』なあたりで、
 "もしかしたらハッピーエンディングなのでは"と思わせて谷底に突き落とす事が出来たのが実に満足している。
 あと、Chapter1が『"二"月のポートレート』なのは、イントロダクションが『七日前="一"週間前』である事に由来。

   

 舞台が新横浜の理由                      _

 住んでるから。(あっさり)

  

 名称ネタ                              _

  • 榎町鈴乃  → 榎町駅。実際は「えのまち」ではなく「えのきまち」と読むらしいが無視。
  • 佐古慎平  → 前に一緒に仕事してた佐古さんから勝手に拝借。名前は何でもよかった。
  • 伊野塚初佳 → 伊野塚駅。「はつか」ではなく「もとか」だが、作者は「はつか」で変換している。
  • 店長     → オヤジに名前はいらない。
  • 長屋智恵  → 長屋駅。「ちえ」ではなく「ともえ」

   

 やろうとしてたシステム                       _

 パスワードシステム
  →チャプターリストの代わりに、パスワードでスキップするシステム。
   『見る側がすんげぇめんどい』という理由により却下に。
   「ごがつ」とか入れると、みのりんが見れたりする隠し要素をいれたかった。

 曲名紹介
  →曲が変わる度に、右下に曲名をフェードインで表示するという案。
   場にあった曲名なら情緒感アップだったのだが、
   まったく違う曲もあり、逆にマズい部分もあったので封印。
   
   とはいえ、名残は多少あったりする。曲と場がいい具合に合いそうなのが下記。

  • 天体観測  → 「君とワルツを」
  • 夜の散歩@ → 「さよならさんぽ」
  • 手を繋いで → 「恋でした」
  • 夜の散歩A → 「あの日の空」
  • 夕焼け病院 → 「やさしい時間」
  • 墓参り   → 「惜別」

   

 のまひゅの立ち位置                       _

 "星のない空の下で"の反転話。
 "星空"が、亡くなった人との緩やかな葬送の話であれば、
 "のまひゅ"は、亡くなる人への緩やかな覚悟の話。
 二作品とも、最後のチャプター名は『暖かい日々』となるのがその名残。

   

 暖かい日々                            _ 

 爆風スランプの名曲。亡くなった人を見送る曲。
 歌詞が最高すぎて、未だにこうして引きずってしまっている。
 『夜中に目覚めて 声を上げたのは 君のためではないから』で未だに泣く。葬送は、こうありたい。

 『郊外につづく 緑の中の道を
  君と歩いた時のように 僕は歩くのでしょう

  街を歩くときもまだ 君の影と歩いているんだ
  次の角を曲がったら 消えてくれていい 僕はもう泣かない

  懐かしむ度に 記憶はうすれるけど
  思い出より僕は確かに 君を愛してたから

  柔らかい風に 季節は巡るけれど
  暖かい日々の中ででも 君を忘れないから

  街を吹く風に 高く舞い上がれ 君はもう自由だから
  夜中に目覚めて 声を上げたのは 君のためではないから
  苦しめないから 苦しまないから 君はもう自由だから
  空を行く風に 高く舞い上がれ 君はもう泣かないから』




 カットされたシナリオ                      _

 ・鈴乃と同じ病室にいた関西弁の女の子の話
   →3,4行で語られたが、実は5日程度分の裏話があったりした。
    鈴乃が使っているゲーム機、小説は全てその子から受け取った物。
    日記は女の子が死亡後に書き始めている。

 ・長屋智恵
   →鈴乃死亡後、佐古さんがシャノアールを出た所で智恵と出会うシーン案があったりした。
    そこで色々話を聞くのもよかったが、何か冗長だし、薄い友情であってほしかったのでカット。

 ・鈴乃と初佳さん、二人だけの会話シーン
   →話中では、口頭で「こんな話したんだよ」程度になっている。一人称の限界。
    鈴乃は佐古さんより初佳さんと多く話しており、信頼も強かったりした。
    『お父さん、初佳さん、佐古さん』の順番はそこから。




 人が死ぬけど泣かない話にする為に。
 病死するシナリオで必ず書くべきだったので書かなかった箇所    _

 ・鈴乃が苦しむシーン全般
   →血を吐くようなシーンとか、マンネリかなぁと。
    そもそも、苦しむ事自体は大して書きたい内容でもなかったし。
    主人公の前ではとても死にそうにない顔をして、でも死ぬ。この酷さが嫌いじゃない。
    あと、書いてる本人が体験した事がないので、嘘を書き連ねるのも微妙な感じだったので。
    無菌室に主人公が入れないのも、この辺りの理由があったりもする。

 ・鈴乃死亡の寸前に主人公が立ち会っている。死亡シーンがやたらドラマティック。
   →「あたい、あんたの好きやったんやで……(がくっ)」「鈴乃ー!!!」
    これはあまりにマンネリだったので。
    そもそも血族でも立ちえない場合が多いってのに、血族でもない人は普通、立ち会えるものじゃない。
    ぽーんと日付が飛んで、その間でこっそりと亡くなるような酷さが出したかった。

 ・店長視点
   →問答無用で一番不幸な人の為。逆に書けません。

 ・鈴乃が主人公に告白、恋仲になる
   →そんな甘ったれたヒロインは吉村作品に必要ありません。(何
    言って死んだら返しようがないので、残された者には酷だよなぁと思ったので。
    「死んだら星になるとか絶対嫌」「静かに死ぬ」が、合言葉。
    また、恋人ならどうやっても泣く話になるため、あくまでも主人公とは他人であって欲しく、伊野塚初佳という大きな壁も。

 ・死亡してすぐさまエンディング
   →死ぬまでの話なので、普通ならこうすべきなのだけど、残された人にはそのあとがあってしまうので。
    クライマックスのテンションが降りきれた後、延々とけだるいシーンを流し続けたかった。
    ここらへんも、泣かない話にするためのエフェクトの一つ。




 榎町鈴乃の病気について                      _

 プロットの一つとして、『榎町鈴乃 入院スケジュール』というのがあったりする。
 病気についてあれこれ蘊蓄を語る気は毛頭なかったので、物語上では必要最低限、適度にぼかしつつ記載している。
 『シクロスポリンの投与』とか言う単語よりも、ゲームセンターで『こんなものだよね』というシーンの方が二億倍重要だ。

 以下、詳細。医学素人なので間違ってるかもしれないけど、正確性はあまり重要じゃない。

 【病名:再生不良性貧血】
   血液を作る骨髄での造血機能が低下し、血液のすべての成分(赤血球、白血球、血小板)が減少する病。
   国の特定疾患(難病)に指定されており、70%は発症原因不明。100万人に5〜7名が発症。
   15〜19歳、70〜79歳の女性に発症ケースが多い。

 難病に指定されているが、骨髄移植により完治可能な病気であったりする。
 骨髄移植も現在は成功率が高い。
 榎町鈴乃の場合は適合ドナーを探したもののみつからず、非血縁者間骨髄移植となった。
 これも実は成功率が比較的高く、物語上の「助かる確率の方が大きいんやし」はここに由来している。
 
 榎町鈴乃の死亡ケースは、「とことん運がなかった」場合の、かなりのバッドケースとして想定されている。



 ◆榎町鈴乃の死亡ケース

  状況:とことん薬が効かない。

 1.発覚は2008年7月末頃。最初3ヶ月は軽症だったので通院しながら蛋白同化ステロイド療法。
   効かない上に悪化し、入院。
   父親とのHLAは不適合。兄弟無しの為、骨髄移植はドナーを探している状態。
   ドナーが見つからない為、免疫抑制療法(シクロスポリンの経口投与、ATGの注射)を実施。
   効果が出るまで2〜3ヶ月かかる。基本的には、免疫抑制療法で完治するのが殆ど。
   日記の『1週間ずっと点滴』はここに由来。本当に10kgも太るらしい。
   また、この治療自体も死亡の可能性があり、
   鈴乃は一度、死への覚悟を終え、それを乗り越えた後で物語が始まっている。

 2.一話、二話の状態
   免疫抑制療法の経過観察中。効果が見られない為、状況に応じて輸血を行う。
   比較的元気。医師の許可があれば外も出歩ける。

 3.三話前半
   免疫抑制療法が無効であることが認定され、非血縁者間骨髄移植手術が決定される。
   更に、病状が急速に悪化し、容態も急激に悪化。骨髄異形成症候群(15%ほどの発症率)へ移行する。
   (骨髄がガン化する病気だそうな)
   手術のため、無菌室へ。投薬と放射線照射により、造血幹細胞を全て破壊する。副作用は吐き気と全身の脱毛。

 4.三話後半
   非血縁者間骨髄移植手術自体は成功したが、移植片対宿主病(GVHD)が発症。
   致死率が非常に高く、ほぼすべてが致死的経過となる病気。
   勿論奇跡が起こる事はなく、免疫応答によって全身組織を破壊され、死亡する。




 死に対しての救いについて キューブラ=ロスを読みながら               _

 "死"を扱う為に色々調べていくと、大概にして宗教にたどり着く。
 死後の世界を記載しない宗教は殆どなく、どうしようもない恐怖である"死"に対して、
 "ぼんやりとした解を出して何となく安心しとく"というのが宗教の大きな用途の一つじゃないんかなぁとか思ったりもした。
 逆に、宗教以外に克服の方法は無いという結論を基に、"死"というモチーフを扱う事にした。

 日本人の殆どは宗教を持たない為、鈴乃も同様となる。
 「神様に祈ったってどうにもならない」けれども、最後の最後で頼るのは結局のところ、
 神様くらいになってしまうのかもしれないが、そこらへんは書かずにしてしまった。
 自分はどうにも、宗教まで盛り込んで書くにはまだ拙い。だが、行きつく部分であることは何となく理解はしていた。

 苦痛の中、信じる神もいなければ、出来るのは単に、諦めることなのではないのかなぁと思う。
 榎町鈴乃は苦痛の上、疲労から、『諦めた』と言って欲しかった為、あんな物語になってしまったが、
 実際に同様のケースも少なくないのではないかなぁと思う。

 キューブラ=ロスの段階を踏んだのは、ただ単に最後の「希望」の記載が気持ちよかったからなのだが、
 小さな指針としては非常にありがたかった。
 『第四段階 抑鬱』のシーンは日記だけであり、鈴乃から離して書いたのは、確か色々理由があった気がしたけど忘れたので後日。
 



 伊野塚初佳がアイスピックを持つ理由                      _

 佐古さんの足に突き刺す為でした。

 そもそも、『のまひゅ』のスタートは『ほしのの。』作成時にジャムる?さんからの一言、
 「そろそろバッドエンドな話も」の言葉から始まっている。
 結局は無色で淡々した、『救いがないけどどうしようもない結末』に落ち着いたが、
 初期プロットではもっと狂気じみた話も案として存在していた。

 幻の"2週目"というのが、プロット上にだけある。

 初期プロットの時点で夜の散歩のシーンは存在していて、鈴乃が「自分、処女なんよ」というシーンも、かなり前から想定されていた。
 そこで、2週目にだけ『Yes/Noの選択肢が発生する』というギミックを作る案があったりした。
 Yesを選ぶと、場が暗転して「昨晩はお楽しみでしたね」的状態に。(流石に生生しくは書けませんよ?)
 そこからシナリオが微妙にずれていき、手術は成功。そのまま浮気し続ける主人公。
 そのシーンを初佳さんに見つけられ、夜の主人公の部屋で、問い詰められる。
 「鈴乃ちゃんと、何かあった?」
 「何も」
 「そうなんだ」
 更にその後もいちゃいちゃを続け、初佳さんが緩やかにヤンデレ化。
 アイスピックで氷を削りながら、再度問い詰め、最後には主人公の足の甲に突き刺すシーンがありました。
 
 そんな訳で、『ヤンデレも一回やってみたいなぁ』の発想から生まれた案だったが、
 あまりに救いがないわ、人格破綻してるわでお蔵入り。
 アイスピックで氷を削るシーンだけが残る事になった。
 
 幻の二周目を希望する方は、想像で補ってください。




 シャノアールについて                      _

 店長が福島県からテナント購入して築いた城。
 名前は、吉村が入り浸って執筆していた喫茶店『ベローチェ』の本社名から。
 設定上では、ラーメン博物館近くにあるという設定だが、元となる店は特にない。
 ケーキ屋なのにサービスのつもりで作ったランチセットが馬鹿売れしてしまい、佐古さんを雇うことになってしまった。




 それぞれの住処                        _

 ・榎町鈴乃、店長
   →シャノアールは店舗のみであり、住処は新横浜の篠原町。病院までは徒歩15分。
    坂の上の小さな一戸建てを借りている。
    福島の実家は、磐越東線の『夏井駅』という設定。新横浜からは特急を使っても4時間以上かかる。

 ・佐古慎平
   →新横浜公園近くのマンションという設定。(ようするに作者と同じ)
    実家は車で20分程度の場所にあるのだが、一人暮らしに憧れた為に一人暮らしとなる。
    部屋の背景写真は吉村麻之の部屋である。『ごがつ。』の溝口春樹の部屋も、以前の吉村麻之の部屋(寮)。
    それゆえ困ったことに、部屋のグレードが佐古さんの方が断然いいという切ない裏話があったり。

 ・伊野塚初佳
   →東急東横線、日吉駅付近の実家。(新横浜から10km程度)
    行きは電車で、帰りは佐古さんの後部座席が殆ど。
    高校は榎町鈴乃と同じだったりする為、制服も同じである。決して、素材の関係で同じになった訳でなく。
    同様に、佐古さんも鈴乃の先輩ではある。一応。




 天体観測                            _

 新横浜→江ノ島→国道134号というルート。
 ひたすらに相模湾が見えて爽快です。
 海のシーンは国府津駅前の海岸。
 昼食は近くの食堂っぽい店(のんき亭)で、鯵の刺身を食べていた。
 小骨を一生懸命取り除く鈴乃というシーンが裏であったりするが、カットされている。

 更に、国府津→熱海→真鶴→伊東→天城山脈と移動。
 天体観測の場所モデルは天城高原となっているが、行ったこと無いので詳細は避けている。
 (実際に天体観測のいいポイントらしい)
 
 初佳さんのログハウスについては、説明通りに親父さんの趣味。
 材料から買ってちまちま作ると、そこまで凄い値段にならないという事で、自分も一回作ってみたいものだとか思っている。

 また、料理の描写については、全力を注いでいる。
 どの作品においても、料理描写にだけ力が入るのは不思議としか言いようがない。
 チキンカレーの見た目は料理本から。サラダの野菜摩り下ろしドレッシングは母上から。
 コンソメスープの味付けは水道橋駅付近のフランス料理屋からそれぞれ拝借している。

 あと、自分は七並べの際、カードを見ずにまずはパス3まで使い切るタイプである。




 チョコレート                           _

 Q.鈴乃から貰ってますが、初佳さんから貰ってるんですか?

 A.貰ってません。




 乳プリン                            _

 確か今年のバレンタインに、関西のアロマ兄さんから貰ったので。
 結構おいしかったです。




 夜の散歩                            _

 スタジアム→橋→メインストリート→喫茶店(ベローチェ)→コンビニ→アリーナ→ゲームセンター→駅→歩道橋

 ルートは下記。

 

 実はここで3点、現実とは異なる小さな虚実を書いている。

  ・時間的に、喫茶店は閉まっている。(23時閉店)
  ・時間的に、ゲームセンターは閉まっている。(24時閉店)
  ・円形歩道橋は、午前2時でも多少車が通る。

 そんなことよりも手をつないだ後のすずのんが可愛いすぎるので問題は無い。無いのだ。

 それと、この物語の中で作者が一番好きなシーンは
 『ゲームセンターのメダルゲームで盛大に外した後でシニカルに笑うシーン』だったりする。
 円形歩道橋のシーンは正直、専用の一枚絵が欲しかった。ここだけが、演出的にシーンの良さを出し切れなかったと後悔している。
 ここから先はもう、"書きたいことを書いた後"なので、かなり力を抜いて書いていたりする。




 日記B                             _

 最後の白紙ページは、自分でも気にいっている。
 ここで、「本当に酷い話だなぁ」と思ってほしかった。




 夕日の病室                           _

 オープニングシーンとする案もあったりした。タイトル画像のシーン。
 医学的な人が見て、『無菌室出たての人間を一般病室に入れるなど現実的ではない』と指摘されると思ってたのだが、
 今のところ来ていないのでほっとしていたりする。
 「私はな、佐古さんの為なんかに、頑張ったりせえへんよ」は、個人的にベスト台詞。
 



 ホワイトノイズ                          _

 かなりあっさり目に終わってしまったが、
 プロット上では『雪が降る中、手術直前の鈴乃と電話で話す』というシーンが予定されていた。
 夕日の病室を書いた後で、「これ以上話すシーンは蛇足」と判断し、バッサリと削除している。
 なお、2009年2月の終わりには実際に降雪があった。それを元にしたシーンだったりした。
 



 夢の中の結婚式                        _

 人の価値観は多角的であり、「女の幸せは結婚にあり」と言いたくはないのだが、
 強い憧れを示すものとして、やはり結婚はあるよなぁという理由から書かれたシーン。
 相手は佐古さんだったり佐古さんじゃなかったりしている。
 



 葬儀                                _

 元々プロット上に存在していたシーンなのだが、
 Chapter3-2、4を書いている時に、伯父の葬儀に参加することになり、そこでの部分がいくらか反映されてしまっている。
 突然の死であり、たまたまこんな物語を書いていた事もあり、色々と考えた事もあり、2日程度執筆を止めることになった。
 最後の墓地でのシーンのモデル地は、その伯父が眠る共同墓地である。

  

   

  

 あと、何か思い出したら書くかもしれません。

  

Written by Mayuki Yoshimura 2009